鳥取の畜産業には、実は長い歴史があるのです。
古くは平安時代の基好上人が「大山寺の地蔵菩薩は牛馬守護の仏である」と唱え、お守り札を施したのをきっかけに、お札を求めて牛馬を連れた参拝者が集い、お互いの牛馬を交換するようになったのが、大山牛馬市の始まりと言われています。
江戸時代に入るとこの市は、日本三大牛馬市の一つとして栄え、全国に広く名を知られることとなりました。
さらに大正時代には全国で初となる「和牛の登録事業(和牛の戸籍管理)」が開始され、和牛改良の基礎が築かれました。
その後も改良に改良が重ねられ、その努力は、1966年に開催された第一回全国和牛能力共進会で結実しました。5年に1回開催されるこの「和牛界のオリンピック」の肉牛の部、産肉能力区で、鳥取県の雄牛「気高」(けたか)号が、チャンピオンの栄冠を得たのです。この発育・資質ともに良好、かつ大柄で産肉能力に優れた名牛は、その生涯で9000頭以上の子孫を残し、現在の有名ブランド牛の始祖として和牛界に不朽の名を残しています。
現在でもこの伝統は引き継がれ、2017年9月に開催された同全国和牛能力共進会の全9部門(区)の内の7部門(区)において、鳥取代表の牛の肉質は第1位に輝いています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これから
これまでに先人が積み上げてきた数々の功績に学び、それらに敬意を表しつつ、伊藤畜産はさらに未来を見つめます。